熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!

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●「佐村河内守氏の妻母、同級生が新証言」【ミヤネ】

ゴーストライター・新垣隆氏の会見を受けて、さらに騒動が拡大している。今回は高校時代の同級生と、妻の母親が取材を受けた。

佐村河内氏は高校時代、演劇部でリーゼント姿だったという。同級生は、「パフォーマンスをするのが好きで、一人芝居みたいなのをやったり、俳優を目指していた。卒業後はチンピラとかのチョイ役で出ていた」「音楽のことは初耳」と明かした。

一方、妻の母親は、「高校時代バス停で娘を見初めて、『弟の同級生の佐村河内です』とウソをついて家に来た」「(耳が聞こえないのは)私も信じていない。守の家にはピアノはなかったし、曲を作れる子でもなかった。いつかバレると思っていた」「娘はマインドコントロールされている」と言い切った。

また、ハワイへ家族旅行したとき、旅費は両親が負担したのに、妻が土産を買う際に佐村河内氏の許可が必要だったという。母親は「100円、150円のものなのに(許可をもらう)、2人の関係はおかしいと思った」と吐き捨てる。「『結婚後の7年間でいくら稼いだの?』と聞いたら『20万円』と。がく然とした。娘は過労で点滴を受けながら働いていたこともあるのに、自分は毎日飲んで遊びほうけて」と不満が止まらない。

16年間も会えず、友だちも全て断絶しているというから、恨みは深いのだろう。「新垣さんには感謝しています。(娘が)別れて帰ってくれたら、部屋を空けて待ってる」とカメラに背を向けながらも、絞り出すように話す母親の背中は泣いていた。今、夫妻はどこでどんな生活をしているのか。

●「高岡早紀がセキララ告白。離婚と恋、41歳のリアル」【ノンストップ】

3人の子供を育てるシングルマザーながら、いつの間にか、男女とも魅了する妖艶キャラになった高岡。著書で私生活を公開した理由について、「今さら何を隠すというか、もうすでに40年以上生きてきて、25年も芸能活動してきて、『もういいじゃない』って」と笑う。

その芸能生活は、まさに波乱万丈。15歳でデビューし、22歳で『日本アカデミー賞』最優秀主演女優賞を獲得。女優人生が大きく開けたと思われたが、24歳で保阪尚希と交際4カ月での電撃婚。2児を出産したが、32歳で離婚してしまう。

その理由については、「切り出したのは私だったんじゃないかな。もうちょっとできることはあったかもしれない」と少し反省モード。しかし、「私一人でもこんなに幸せにしてあげられるんだよって思われるように頑張っていた。『強くならないと』というか……だって1人なんだもん!」とけっきょく小悪魔っぽくまとめてしまう。

その後、37歳で6歳年上の実業家と事実婚し、38歳で第3子を出産。著書では自宅出産の様子も明かしていたが、昨年40歳で事実婚を解消し、再び1人になった。

インタビューの締めくくりでは、「私は『一生女手1つでいます』なんて宣言していません。恋はしていますよ。深くとか重くとか軽いとか関係なく、恋心はあった方が楽しくないですか?」と恋多き女ぶりをきっちり見せた。かつて、布袋寅泰、市川海老蔵、堤真一、勝地涼らとの恋を書かれた高岡だけに、まだまだ続きがありそうだ。3歳の長女がどんな女性に育つのかも楽しみ。

●「ダルビッシュとカトパンがスッポン丸鍋デート」【ミヤネ】

離婚から2年1カ月。今やメジャーリーグを代表する投手になったダルビッシュ有。プロゴルファー・古閑美保やモデル女性との交際報道はあったが、あくまで噂の域を出なかった。

今回の相手は、『好きな女子アナランキング』2連覇のフジテレビ・加藤綾子アナ。昨年10月にはジャイアンツ・片岡治大選手との熱愛報道があっただけに、意外性は十分だ。

2人の出会いは昨年、共通の知人を介して距離を縮めたようで、2カ所の飲食店でデートが目撃されている。その1店はミシュラン一つ星の高級割烹で、スッポンの丸鍋を食べたという。その店選びも肉嫌いのカトパンに配慮してのことらしい。とはいえ、ベタなスタミナ料理なのが面白かったりする。少なくとも男女の友だち同士で食べに行くものではないだろう。

しかし、この件についてダルビッシュは「食事には行きましたがすっぽんは食べてません」とツイッターで牽制。実際デートこそ否定はしなかったものの、アメリカ在住アスリートと超多忙アナだけに交際は微妙だ。これを聞いた宮根誠司は、「彼女、めちゃめちゃつき合いイイんですよね。翌朝早くても飲みの場に顔を出してくれる」とフォローを入れていた。カトパンは音大出身だが、心は体育会系かも。

●「宇多田ヒカルは逆プロポーズ。婚約者は公式コメントを発表」【ミヤネ】

当初、「相手の名前と顔は控える」という方針だったが、アッと言う間に明かされてしまった。それを受けて婚約者が初めて公式コメントを発表することに。

「みなさんこんにちは! ヒカルの婚約者です! 既にご存知かと思いますが、ロンドンのホテルでバーテンダーとして働いています。私のような普通の仕事をしている平凡な男が、ヒカルのようなスーパースターと一緒になることが不思議に感じられるかもしれません。私自身も初めは信じられませんでした。どうか私の未来の妻となる女性と、私の第二の父となる宇多田照實さん、そして私の家族に対し、彼らの生活を尊重し、温かく見守ってください。心を込めて フランチェスコ」

彼の母国・イタリアでの反響も大きいらしく、“現代のおとぎ話”として町ぐるみで結婚を祝っているという。宇多田も「一般人との結婚がイタリアでこれほど注目を浴びるとは全く予期していなかった」と驚いた様子。ただ、「結婚式当日、式場へバスツアーを企画しているという噂を耳にした。結婚式はショーではないということをご理解ください」と過熱ぶりをけん制した。だから突然、公式コメントを発表したのだろう。

2人の記事を書いたイタリア雑誌の記者は、昨年7月に宇多田が彼の実家へ行った当時のエピソードを披露。「彼の両親は日本人を見るのも初めての上に、田舎の人だから『有名なシンガーだ』と聞いて本当にビックリしていた」「でも彼女の小さくてかわいい容姿や明るい性格もすぐに気に入って、応援するようになった」と明かした。さらに、2週間滞在して、町の教会を気に入った宇多田から、「結婚式を挙げるなら絶対ここがいいな。ねえ、私と結婚してくれない?」と逆プロポーズしたという。

●「佐村河内守氏が声明発表。やはり耳は聞こえていた」【ノンストップ】

五輪に湧く深夜1時50分、マスコミあてにファックスが送られた。佐村河内氏がついにコメントを発表したのだ。手書きによる8枚にも渡るメッセージで、「もうこれ以上はウソをつけない」「新垣さんとの関係は2人きりの秘密でした」「私の音楽経歴はだいたい新垣さんが話された通り」「実は3年前から少し耳が聞こえるようになった。耳元ではっきりゆっくりしゃべってもらえば」とこれまでの騒動を認めた。ただ、「聴力が戻ることはあるのか?」「まだウソはないか?」など今後も掘り下げられることは必至。「迷惑をかけた妻が望むなら離婚してもいい」「やっと気持ちが整理できたので、近い内に必ず公の場で謝罪する」というから、そこが許しを得られるかのポイントになりそうだ。

一方、ゴーストライターの新垣氏は、非常勤講師を務める桐朋学園大を退職することが決まっていたが、学生などによる反対署名が1万人を超えるなど、慕われていることが発覚。身の振り方が明暗を分けている。

●「TAKAHIROがミランダ・カーに“後ろハグ”」【PON!】

EXILEのTAKAHIROが『サマンサタバサ』の新CM発表会にゲスト出演した。CMではミランダ・カーと恋人役で初共演し、「オーラがスゴイし、華があって、美貌に圧倒された」と大絶賛。ミランダを後ろから抱きしめるシーンを振り返って、「自分が後ろから抱きつく日が来るとは。想像以上にいい匂いがしたし、夢の中にいるようだった」と満面の笑みに。

ミランダは昨年秋にオーランド・ブルームと離婚。年齢差1歳であり、意外にリアルな異性なのかもしれない。TAKAHIROは先月、板野友美との熱愛報道をされたばかりだが、初挑戦のドラマも含め、何かと出会いがある時期だ。

●「木下優樹菜の子育て日誌。娘に衝撃の事実が発覚!」【PON!】

トークゲストとして現れた木下は眠そうな顔で、声もガラガラ。すかさず岡田圭右が「ひさびさだけど、落ち着いたな。前はいつ怒り出すか分からなかったのに」と笑いを交えてフォローする。

トークの内容は、やっぱり家族ネタ。木下が撮った夫・藤本敏史と愛娘の写真を次々に紹介していく。いつも木下が鉄板ネタに使うのが、藤本が号泣している写真。「あのとき付き合ってもらえなかったら、(娘に)会えなかったと思うと……」と泣き出すらしい。木下が「(藤本の)顔がブサイクすぎてもらい泣きできない」と吐き捨てるのがオチだ。

さらに、木下が考えた新ネタは、“娘に正しい言葉づかいを教える”。「まず『母親が言葉を改めなきゃダメだな』と思って、『知らねーよ』とか、呼ばれたときに『あ?』って言うのをやめた」と笑った。ヤンキーキャラもまだまだ使うつもりか。

ただ、何より衝撃的だったのは、娘の顔写真。目が藤本にソックリだったのだ。実際、「パパ似ですね」と言われるらしい。

●「藤ヶ谷太輔がロシアで日本料理。夏菜はMCに」【PON!】

Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔と夏菜がゲスト出演。いきなり岡田圭右が「半年間で4回目の出演」となる夏菜をMC席に座らせるなど、ユルい雰囲気の中トークがはじまる。「番宣出演の若手俳優」だから扱いが軽いのだ。

話題は藤ヶ谷の海外ロケ。「ロシアの間違った日本料理店に本物を教える」という企画らしい。藤ヶ谷はまず名店『なだ万』で料理と接客の修行を積んで、いざロシアへ……日本料理店に入ると、秋葉原のメイドカフェ風で、料理はアメリカ風の寿司だった。確かにこの店なら、日本料理を教えるのが「ふだん料理をしない」藤ヶ谷でも大丈夫かもしれない。ただジャニーズは、プライベートのフリートーク規制が厳しいだけに、いつも撮影話ばかりだ。生放送のMCは、気を遣って大変だろう。


五輪、五輪、佐村河内氏、五輪、五輪、佐村河内氏。今週のワイドショーは、ほぼこんな感じで終わった。なかでも『スッキリ!』は、番組の8~9割を五輪に費やす振り切った構成で、毎日放送の人気コーナー「エンタメまるごとクイズッス」を休む徹底ぶり。ただ、同じ時間帯の『とくダネ』『バード』も、だいたいそんな感じ。

どれも、「競技の解説」「選手を取材した過去映像」「家族や恩師にインタビュー」の3択。内容は判で押したような横並びで、たとえばフィギュアスケートのニュースなら、荒川静香か、安藤美姫か、村主章枝・千香姉妹か、佐野稔かといった感じで、「番組名より解説者で選べばいい」という状態になっている。

確かに、今回のソチ五輪は、ほとんどの競技が深夜に行われるだけに、朝のワイドショーは大チャンス。しかし、毎週楽しみにしている人が多いコーナーを削ってまで“五輪一色”にするのも、どうなのか……。ちなみにテレビ東京の同時間帯は、海外ドラマ、株式情報、テレビショッピングと、堂々たるゴーイングマイウェイ。

木村隆志

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。