NECパーソナルコンピュータは14日、音声対話アプリケーション「アシストVoice」のダウンロード販売を開始した。Vectorより購入でき、価格は1,980円。Windows 8.1搭載の同社製ノートPC「LaVie L」「LaVie S」「 LaVie Z」、タブレットPC「LaVie Tab W」、デスクトップPC「VALUESTAR N」シリーズ専用で、具体的な機種は同社Webサイトに詳しい。
「アシストVoice」は、音声認識による会話機能や文脈把握技術を備える音声対話アプリ。アシスタントキャラクター「パイロ」が、会話を通じユーザーが求める情報に最適なWeb検索結果を提示する。例えば、「品川でごはんを食べたい」と言うと、品川付近のレストランを表示。候補が多い場合、「どんな料理にしますか?」「予算はいくらくらいですか?」など、絞り込むための条件を尋ねてくる。
会話機能は、自然な会話文を理解する「自然言語理解技術」や、会話を重ねることで情報を絞り込んでいく「ゴール共有型会話機能」を備え、PCに不慣れなユーザーをアシストする。該当情報が見つからない場合は条件範囲を広げるよう促し、会話の途中で検索の目的が変わった場合は文脈から必要な情報を判断する。
特定アプリの起動やテキスト入力も可能で、例えば「メールを送りたい」と言うと、Outlookなどのメールアプリが起動する。
音声起動が可能なアプリは、Internet Explorer、デフォルトのメーラーソフト、Outlook 2013、Word 2013、Excel 2013、PowerPoint 2013、OneNote 2013、メモ帳、Notepad、Windows Media Player、ソフト&サポートナビゲーター、コンテンツナビ、SmartVision、SmartVision/PLAYER。いずれも、利用前に設定が必要となる。