日本損害保険協会東北支部は、2007年度から雪災被害には火災保険で保険金が支払われる可能性がある旨の情報や「不良訪問修理業者」に関する注意喚起情報を記載したチラシを作成。昨年度は雪災への備えとスリップ事故防止についての注意喚起をしていたが、今年度はこれらの内容に加え、新たに、水漏れ事故によるトラブル防止に向けた「水道凍結対策」を盛り込み、冬季に注意したい災害・事故についての包括的な注意喚起リーフレット3万3千枚を作成したと13日に発表した。

同支部では、損保各社・東北各県代協のほか、毎年開催している消費者行政機関との懇談会等を通じて協力関係を培った東北各県内の消費生活センター等の協力を得て、消費者への注意喚起に努めているという。

リーフレット「冬の災害・事故への備え」(B5版4ページ)の概要

住宅編1(雪害対策):1・2ページ

  • 雪害への事前対策、被害に遭った場合には契約している「火災保険」から保険金が支払われる可能性がある旨の情報を伝えるとともに、近年増加傾向にある「不良訪問修理業者」への注意を呼びかけている

住宅編2(水道凍結対策):3ページ

  • 特にアパートやマンション入居者を中心に、近年東北地方でもトラブルの原因の一つとなっている水道凍結に係る注意喚起とその対策について、事例を交えながらわかりやすく記載している

自動車編(スリップ事故対策):4ページ

  • スリップ事故対策として、余裕を持った雪道用タイヤ・チェーンの装着を呼びかけるとともに、注意すべきポイントを「こんな時・こんな場所に注意」、「安全運転の3つポイント」など、多角的な視点からわかりやすくまとめている