ソニー生命保険は12日、ワタミと締結していた「介護業務に関する業務提携」を解消すると発表した。
同社は、2006年に「高品質な介護サービスを提供することにより、一人でも多くの人に幸せな老後を送っていただくこと」の実現を目的にワタミと業務提携を行い、介護施設運営・展開における顧客ニーズの共有や、ワタミの介護施設利用を検討している顧客に対するライフプランニングの実施などに取り組んできた。
このたび、かかる業務提携により一定の成果が得られたこと、また同社の親会社であるソニーフィナンシャルホールディングスが、2013年11月11日付でシニア・エンタープライズの完全子会社化により介護事業に参入したことから、両社で協議を重ねた結果、2月12日をもってワタミとの「介護業務に関する業務提携」を解消する結論に達し、合意に至ったという。
なお、同社は引き続き、顧客に一生涯安心して充実した生活を送ってもらえるよう、シニアライフプランニングの質的向上に取り組んでいくとしている。
同社の顧客に対するワタミの介護の介護施設への優先入居枠の設定、および終身契約入居時の入居一時金割引優待の取扱いについては、今後も継続していくという。
同社は、12日時点でワタミの株式2,074千株(発行済株式に対する割合4.97%)を保有しているが、今後マーケットへの影響を考慮のうえ、売却する予定としている。