台風「ハイエン」(台風30号)がフィリピンを襲ってからちょうど3カ月後にあたる2014年2月8日午前4時40分(マニラ時間)、フィリピンは台風の破壊的な被害の後、多くの支援を受けた世界各国に感謝を表明するキャンペーンを世界主要都市で展開した。
Twitterのハッシュタグ「#PHthankyou」を始め、ソーシャルメディアで巻き起こったフィリピン国民から世界の人々への感謝のメッセージを引き金に、この感謝のうねりが政府の「サンキュー・キャンペーン」に取り入れられる形で今回の企画が実現。フィリピン国民がソーシャルメディアにおいて様々な感謝メッセージやイメージで発信しているという事実は、海外からの支援や励ましが、フィリピンで進行中の復興及び再建の努力に力を与え続けていることを示している。
この感謝の思いをより多くの世界の人々に伝えるため、フィリピン政府観光省が制作した感謝メッセージが、2月8日から世界主要9都市の象徴的な場所でプリント広告及びビルボード広告として掲出されている。なお、日本での掲出場所は、東京・渋谷のシブヤQ'sウォール。
- 米国、ニューヨーク、タイムズスクエア
- 英国、ロンドン、ピカデリー広場
- ドイツ、ベルリン、ポツダマー・プラッツ角、ライプツィヒ広場
- フランス、パリ、ラファイエット・モガドール
- 日本、東京、渋谷交差点 シブヤQ'sウォール
- シンガポール、IONオーチャード
- カナダ、トロント、ヤング・ダンダス広場
- オーストラリア、シドニー、ダーリングハースト
- 韓国、ソウル、中区、パクナム・ビル
台風の被害に心を痛め、寄付やその他の支援を提供した世界の人々にこの感謝メッセージの証人となってもらうことで、フィリピン国民の心からの感謝を感じてほしいという願いを込めた本キャンペーン。Twitterのハッシュタグ「#PHThankyou」によって、このメッセージをより多くの人々にシェアすることもできる。