1992年10月16日にアメリカ・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたトリビュートコンサート『ボブ・ディラン30周年記念コンサート in ニューヨーク,1992』が、3月16日(前編23:00~24:29)と3月23日(後編22:50~24:19)にBSプレミアムで放送される。
同コンサートには、ジョージ・ハリスン、エリック・クラプトン、スティーヴィー・ワンダー、ニール・ヤングといったポップス、ロック、カントリー界を代表する大物アーティストが集結。ボブ・ディランの数々の名曲を奏でる中、ディラン本人も登場し、全員による「天国への扉」が場内に響きわたった。
この豪華なステージが、当時まだ開発の浅かったNHKハイビジョン技術によって、収録されていた。ハイビジョンの試験放送でごく一部しか視聴できなかったこの伝説のコンサートが、このほどBSプレミアムで放送決定。一般番組として、ハイビジョン画質で同コンサートが全編放送されるのは、世界で初めてのこととなる。
今はもう見ることのできないジョージ・ハリスンやルー・リードのステージやローマ法王批判で物議を醸したシニード・オコーナーが、聴衆からのブーイングで歌えなくなる瞬間。歴史を刻んだパフォーマンスの数々が、20年以上前とは思えないクリアな画質、音質で鮮やかによみがえる。
また、同番組では、ボブ・ディランを「神」とあがめ、当時実際に会場に足を運んでいたみうらじゅんが、コンサート映像の前後にユニークな視点で解説を加えていく。