女優の深田恭子と桜庭ななみが12日、都内で行われたNHK総合のドラマ『サイレント・プア』(4月8日スタート 全9話 毎週火曜 22:00~22:48)の記者会見に出席した。
同ドラマは、社会的な問題でもある"サイレント・プア"(声なき貧困)を題材にした社会派ドラマ。東京の下町を舞台に、貧しい人々をサポートするコミュニティ・ソーシャルワーカー(以下CSW)の里見涼(深田恭子)の姿を通して、"サイレント・プア"の現実を浮き彫りにしていく。
この日は4月22日放送の第3話の収録が行われ、収録の合間を縫って報道陣の取材に応じた深田は「私にとって社会福祉やCSWは聞き慣れない言葉でしたが、台本を読んでいく内にこんな人が街に居たらいいな~と温かい気持ちになれました。そういう自分が感じた気持ちを視聴者の方々に伝わればと思います」とアピール。桜庭は「事情のある家庭を説明するシーンがありました。1人は引き籠りで1人は病気、1人は学校に行けないという家庭があり、本当にこういう家庭がいるんだと正直びっくりしましたね」とサイレント・プアの現実に驚いた様子だった。
困っている人のために行動する女性を演じた深田だが、実際に役と同じ状況になったら「同じ行動が出来るのか想像し難いですが、同じ行動をするというよりは、すごく尊敬できるので近づけたらという気持ちはあります。ボランティアの経験はありませんが、人のためになれたらとは思います」とコメントすると、共演の田口浩正が「僕とモロ(師岡)さんのためになっていますよ!」とフォローして笑いを誘っていた。