東芝は12日、2014年春のPC新製品として、「dynabook」および「dynabook REGZA PC」8機種24モデルを発表した。15.6型液晶を搭載したスタンダードノートPCにフルHD解像度のモデルが登場したほか、全モデルが無線LAN規格「11ac」に対応した。すべて価格はオープンで、2月21日から順次発売する。

上位モデルがフルHD対応に、dynabook T654 / T554

dynabook T654」と「dynabook T554」は、ともに15.6型液晶を搭載したスタンダードノートPC。T654がタッチパネル採用、T554がノンタッチのモデルとなる。T654/78LとT554/76LのがフルHD解像度(1,920×1,080ドット)の画面を持つ。店頭予想価格はT554/45Lの135,000円前後からT654/78Lの200,000円前後まで。カラーバリエーションについては詳細記事を参照 (T654) (T554)。


23型で3基のTVチューナーを搭載した、dynabook REGZA PC D834

dynabook REGZA PC D834」は、23型液晶を搭載した液晶一体型デスクトップPC。地上/BS/110度CSデジタルTVチューナーを3基搭載している。タッチ操作に対応するほか、本体のHDMI端子から4K2K映像の出力が可能だ。店頭予想価格は240,000円前後。


TV機能の有無が選べる、dynabook REGZA PC D714 / D713
dynabook D614 / D513

いずれも21.5型液晶を搭載した一体型デスクトップPC。「dynabook REGZA PC D714」は2基の地上/BS/110度CSデジタルTVチューナーを、「dynabook REGZA PC D713」は、1基の地上デジタルチューナーを搭載する。「dynabook D614」と「dynabook D513」はTV機能を省いたシンプル志向のモデルだ。店頭予想価格はD513/32Lの140,000円前後からD714/T7Lの210,000円前後まで。


Bay Trail-Mを搭載した11.6型モバイルPC、dynabook N514

dynabook N514」はタッチ対応の11.6型液晶を搭載したモバイルノートPC。CPUに開発コード名"Bay Trail-M"ことIntel Celeron N2820を採用している。サイズはW284.0×D208.6×H13.8~23.5mm、重量は約1.5kg。バッテリ駆動時間は約4時間。店頭予想価格は90,000円前後。


ソフトなどその他の共通強化点

前モデルからメモリの実装について変化があり、4GBモジュール×2枚で8GBの容量を搭載していたところを8GBモジュール×1枚とした。空きスロットがあらかじめ用意されたことで、メモリ増設時にムダが出ないようになった。

ソフト面では、Windows XPを搭載した旧PCなどからの環境移行に便利な「PC引越しナビ」を用意。「東芝PC移行作業代行サービス 引取サポート」が無料となるキャンペーンも実施している(3月31日購入まで、送料ユーザー負担)。

dynabook T654とREGZA PC D834に「Adobe Photoshop Elements 12」をバンドルするほか、前モデルに同社オリジナルの「思い出フォトビューア」が付属するなど、写真を楽しむための機能にも注力している。