ソニーは2月12日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-WX350」を発表した。発売は3月7日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は33,000円前後。
2013年2月に発表された「DSC-WX300」の後継モデルで、厚さが25.7mmというスリムサイズのボディでありながら、光学20倍ズームが可能なコンパクトデジカメ。画像処理エンジン「BIONZ X」と独自のフレーム解析技術を応用した「インテリジェントアクティブモード」を搭載する。全画素超解像技術を用いることで、動画撮影時に画質劣化なく効果の高い手ブレ補正を行えるようになった。
また、BIONZ Xの高い画像処理性能を生かして、デジタル特有の輪郭強調を抑えつつ質感の高い描写を行うディテールリプロダクション技術、レンズに最適化したフィルター処理を行うことで絞り込んだ際の回折を低減する処理も実現。被写体を分析することで高感度時でも解像感を高め、ノイズを抑えるエリア分割ノイズリダクションも高い効果を発揮する。
スマートフォンやタブレット端末との連携が可能なWi-Fi(無線LAN)接続機能も搭載。撮影した画像をスマートフォンへ転送できるほか、スマートフォンをリモコン代わりに利用可能だ。
主な仕様は、撮像素子が有効約1,820万画素の1/2.3型Exmor R CMOS(裏面照射型)で、レンズが焦点距離25~500mm(35mmフィルム換算時)の光学20倍ズーム、画質劣化を抑えてデジタルズームを行う全画素超解像ズーム利用時の最大倍率が40倍、開放F値がF3.5~F6.5、対応感度はISO80~ISO12800となっている。
背面のモニターは約46万ドット・3型の液晶方式。記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオ(High Speedタイプ含む)/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(Mark2含む)、SD/SDHC/SDXCメモリーカード、microSD/SDHC/SDXCカードが利用可能で、動画の記録形式はAVCHDおよびMP4、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)/60pとなっている。バッテリーはリチウムイオン充電池で、撮影可能枚数は約470枚。
サイズはW96×D25.7×H54.9mm、重量は本体のみで約137g、バッテリーとメモリースティック デュオを含む状態で約164gだ。