ソニーは2月12日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-HX60V」を発表した。発売は3月7日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は40,000円前後。
2013年4月に発表された「DSC-HX50V」の後継モデルで、厚さ38.3mmのスリムなボディサイズでありながら、光学30倍のズームが可能なモデル。画像処理エンジンに「BIONZ X」を採用することで、解像感やコントラストを向上させるとともに、独自のフレーム解析技術を利用した新開発の「インテリジェントアクティブモード」に対応した。これにより、動画撮影時に効果の高い5軸手ブレ補正を実現している。
ほかにも、Wi-Fi(無線LAN)接続機能やGPS機能、外付けフラッシュやマイクなどソニー製の多彩なアクセサリを装着できる「マルチインターフェースシュー」を備える。Wi-Fi接続はNFC(近距離無線通信)により対応スマートフォンであればワンタッチで行うことが可能だ。また、GPS機能では撮影時に位置情報を付加することができる。
主な仕様は、撮像素子が有効約2,040万画素の1/2.3型Exmor R CMOS(裏面照射型)で、レンズの焦点距離が25~750mm(35mmフィルム換算時)、画質劣化を抑えてデジタルズームを行う全画素超解像ズーム利用時の最大倍率が60倍、開放F値がF3.5~F6.3、対応感度はISO80~ISO12800となっている。
背面のモニターは約92.1万ドット・3型の液晶方式。記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオ(High Speedタイプ含む)/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(Mark2含む)、SD/SDHC/SDXCメモリーカード、microSD/SDHC/SDXCカードが利用可能で、動画の記録形式はAVCHDおよびMP4、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)/60pとなっている。バッテリーはリチウムイオン充電池で、撮影可能枚数は約380枚。
サイズはW108.1×D38.3×H63.6mm、重量は本体のみで約246g、バッテリーとメモリースティック デュオを含む状態で約272gだ。