SBI証券は10日、新スマートフォンアプリ「HYPERアプリ」シリーズ第1弾として、Android向け株取引アプリ「HYPER 株アプリ」の提供を開始した。24日からは、第2弾となる先物・オプション取引アプリ「HYPER 先物・オプションアプリ」の提供を開始する。料金はともに無料。
現在、同社はパソコンで利用可能なダウンロード型高機能トレーディングツール「HYPER SBI」を提供している。今回、スマートフォンアプリの高機能化に伴い、「HYPER SBI」のスマートフォン版という意味合いも込め、「HYPERアプリ」シリーズの提供開始とブランドの統一化を実施。移動中や外出先といったパソコンを利用できない環境でも、より快適かつスピーディな取引を可能とするという。
第1弾の「HYPER 株アプリ」は、現在提供しているスマートフォン用アプリ「SBI株取引 for Android」を完全リニューアル。マーケット画面の主要指標・ニュース・ランキング、注文照会の未約定一覧・当日約定一覧などの画面をタブ構成に変更し、スムーズな画面遷移を実現した。また、アプリを起動した際のTOP画面も任意に設定できるようにしている。
ユーザーネームやパスワードなどの自動入力機能や自動ログイン機能も追加。アプリ起動からマーケット画面までワンタッチで操作可能に。加えて、個別銘柄画面の板表示画面や注文発注画面などのデザインも見やすく操作しやすい構成に刷新したほか、日経平均・CME日経平均先物・ドル/円など株式取引に不可欠な主要指標が1画面で確認できるなど、情報収集から取引までの流れをスムーズに行えるという。
第2弾の「HYPER 先物・オプションアプリ」は、取引タイミングを逃さないスピード注文機能を搭載。利用者の好みで執行条件や決済順序などを設定することで、ワンタップ注文も可能となる。併せて、ユーザーネームやパスワードなどの自動入力機能や自動ログイン設定機能も用意する。
気配値(板)やチャートを最短1秒で更新し、最新情報をリアルタイムで確認することが可能。日経平均先物をはじめ、CME日経平均先物、NYダウなどの海外指標も確認できるほか、ニュースや先物オプション市況コメントも配信する。
さらに3月中には第3弾として、iPhone向け「HYPER 株アプリ」および「HYPER 先物・オプションアプリ」のサービス開始を予定している。
同社は、今後もさまざまな取引チャネルにおいて、積極的に魅力あるサービス提供を行い、投資環境の向上に努めていくとしている。