歌手の竹内まりやが、女優の榮倉奈々主演映画『わたしのハワイの歩きかた』(6月14日公開)で、8年ぶりとなる映画主題歌「アロハ式恋愛指南」を書き下ろしたことがこのほど、明らかになった。
昨年秋に監督、プロデューサーから「ハワイの観光映画ではなく、この映画を見た女性が、旅・恋・夢にアクションを起こし、少しだけ、今よりも楽しくなってもらえるように…」と映画の説明を聞いて、主題歌の依頼を受けた竹内は、その趣旨に共感して快諾。本編のセミオールラッシュを見て、主人公の女の子への"気づきを促す"をテーマに、恋愛アドバイスの歌「アロハ式恋愛指南」を書き上げた。同曲は、ダンサブルなリズムと、そっと背中を押される歌詞で、大人の女性のエスケープ・コメディにピッタリな楽曲となっている。
竹内は「映画を通して伝えたいテーマを聞き、映像を拝見した結果、真っ先に浮かんだ言葉は"アロハ"。この言葉は単純に"こんにちは"や"さようなら"のあいさつだけではなく、もっと深い"愛そのもの"という意味があるそうです」と"アロハ"について説明し、「人生に迷う主人公が、ハワイという場所でさまざまな出会いを経て本当の自分を見つけていくストーリーに合わせ、彼女を励まし人を愛することへの小さな気づきを促すような、恋愛アドバイスの歌に仕上げました」と曲を紹介。
また、「私が初めて映画の曲を書き下ろしたのが1987年公開の『ハワイアン・ドリーム』の『夢の続き』でした。デビュー35周年を迎えた今年、また"ハワイ"に関連した映画の主題歌を歌うことになったのも、なにかのご縁かもしれません」と、ハワイとの縁を感じている様子。そして、「ハワイの青空を思い浮かべながら、元気でビート感のあるこの楽曲とすてきなこの映画で、アロハな気分を楽しんでいただければ幸いです」とコメントしている。
主演の榮倉奈々は、「竹内まりやさんに作っていただけたなんて夢のようです。とにかくうれしいです! 映画を凝縮したような歌詞とポップな曲調が、ハワイでみのり役として感じた気持ちを思い出させてくれました。この曲を聴いた時に映画を思い出してもらえるようになったらうれしいです」と喜びを表した。
榮倉演じる主人公は、恋も仕事もうまくいかず、日常にくたびれている雑誌編集者の小山田みのり。みのりは、ハワイで挙式をする友人に頼みこまれ、渋々2次会の準備をするハメになり、「こうなったら逆にハワイを楽しんじゃおう!」とハワイ特集の取材を口実に、ハワイに乗り込む。そこでみのりは、さまざまな人と出会い、飲んで遊んで恋をして…ハワイで歩いたその道の先にあるものとは?