アプリをインストールするにつれ数が増える「プッシュ通知」。タイムリーにアプリの起動を促すことができるため、多くのアプリが通知機能を搭載するようになった。その結果、増える一方の通知をうまく処理する機能が必要となり、iOS 6のとき「通知センター」が用意されたというわけだ。

その通知センター、iOS 7で大きく姿を変えた。画面は3つのタブに分けられ、うち「すべて」と「未確認」の2つが通知をリストアップする目的で利用される。通知センターに表示しない設定を選択したアプリと、iPhoneを操作中に届きダイアログ/バナーをタップした場合を除き、届いた通知は「すべて」に表示される。そのうちロック状態のとき届いたもの、かつ24時間以内に処理していないものは「未確認」タブに表示されるルールだ。

通知センターに表示された通知は、その通知をタップして発信元のアプリを起動すれば消える。アプリによっては消えないこともあるが、「すべて」タブの通知は「×」ボタンをタップすれば手動で消すことができる。「未確認」タブに「×」ボタンは表示されないが、24時間経過すれば自動的に消えるしくみだ。

しかし、アプリを起動しても「未確認」タブから消えない通知がある。『電話』や『メール』での報告事例があるが、通知に対応する処理を行った情報がなんらかの理由で記録されず、そのまま残ってしまうのだと考えられる。一種の不具合であり、しばらく放置すれば自動的に消えるが、手動でただちに消す方法もある。それは「システムの再起動」。少々待たされるが、消せないストレスよりはいいかもしれない。

操作手順をカンタン解説

1 なぜか『メール』の通知が「未確認」タブから消えない現象に遭遇。料金請求のメールで腹立たしいから急ぎ消したいところ

2 アプリを起動しても「未確認」タブに通知が残る場合は、システムを再起動してみよう。スリープボタンを長押しし、現れた「スライドで電源オフ」ボタンをフリックすれば電源がオフになる

3 その後スリープボタンを押してシステムを再起動すると、通知センターの「未確認」タブからは通知がきえているはずだ

(提供:iPad iPhone Wire)