博報堂 新しい大人文化研究所はこのほど、2012年12月と2013年3月23日・24日に、全国の40代~60代の男女を対象に行ったライフスタイルに関する調査の結果を発表した。
50代女性の99%が「自分なりのライフスタイルを創りたい」
まず、自分なりのライフスタイルを創りたいかどうか尋ねたところ、全体の94.4%が「創りたい(ぜひ創りたい+どちらかといえば創りたいの計)」と回答した。特に50代女性はその傾向が高く、99.3%とほとんどが「創りたい」と回答している。
ライフスタイルを配偶者と創造したいか尋ねると、どの世代も半数近くが「配偶者とも創りたいが、自分ひとりのスタイルも創りたい」と回答した。男女別で見ると、男性は「配偶者と一緒にライフスタイルを創りたい」が高いのに対し、女性は「自分ひとりで創っていきたい」がやや高い傾向となっている。
2人に1人がライフスタイルに住環境を重要視
次に、ライフスタイル創造のために住環境が重要かどうか聞いたところ、65.6%が「重要」「ある程度重要」と回答した。男女別では、男性が6割弱だったのに対し、女性は7割以上となった。
住環境をどのように変えたいか尋ねたところ、最も多かったのは「太陽光など自家発電をとりいれエコに貢献できる家」(24.9%)だった。次いで「広くゆったりとくつろげるバスルーム」(22.8%)、「バリアフリー/ユニバーサルデザインの家」(22.4%)。ただし、60代では1位が「ユニバーサルデザインの家」となっている。
4割が子供との近居を希望
次に、住み替えの際の移動先を尋ねたところ、54.3%が「都心・市街地へ」と回答した。「郊外・田舎へ」は45.7%で、ほぼ二分する結果となっている。また、親が望む子供との居住関係について聞くと、39.5%が「近居」と回答しており、特に女性は男性よりも近居の意向が高いことがわかった。