いつの時代も変わらない、子供の将来を案じる親心。将来、子供が自らの職業を選択するに当たって、自身、あるいは夫と同じ仕事を希望した場合、我が子に対してどのように答えるだろうか。子育て中の20~40代女性の意見をまとめてみた。
アンケートの結果、すべての人に共通していたのは、あくまで本人の自主性を尊重したいという意見。ただし、その上で我が子に対して掛ける言葉としては多少の違いが見られた。まずは、特に何も言わずに見守り、応援するという声には次のようなものがあった。
「子供が決めたことなので特に何も言わずに応援する」(42歳主婦 10歳・6歳男児)。
「私は専業主婦だが、夫と同じように娘が公務員になりたいなら、女性にとっては福利厚生もよく活躍しやすい職場だと思うので賛成する」(42歳主婦 6歳女児)。
一方、子供自身の考えや意志を確認し、他の選択肢の可能性も示した上で応援するという慎重派も多かった。「もっといろいろな職業があるから研究しなさい。その結果、希望が変わらないのなら応援するよ、という」(37歳会社員 2歳男児)。
「メリット、デメリットを話して、やってみたいと言うなら応援する。できれば早い段階から少しずつ進路や仕事について話をしながら、選択肢はできる限り広げてあげたい」(38歳主婦 3歳男児)。
その他、消極的ながら応援するという人の声では、「子供の考えが明確であれば応援してあげたいが、できれば話し合いをして、別の道に進んでほしいのが本心。将来、不自由しないような公務員等の安定した職種に就いてほしい」(28歳主婦 3歳・1歳男児)など、自身らの苦労や経験から別の道を歩むことを願う人もいた。
最後には、「産後鬱の影響なのか、最近夫のことが嫌い。子供が『お父さんと同じ仕事したい』といったら『お父さんみたいになっちゃうよ! 』と大反対しそう」(38歳主婦 0歳男児)という衝撃発言も。
子供にどのような将来を選択してほしいか、自分たちと同じ仕事に就いてほしいかは、実際には両親の職業にもよるであろう。しかし、今回挙がった意見を見ていると、やはりどの親も我が子の幸せな将来を思うのだと再確認する内容となっていた。