イタリアのアウトモビリ・ランボルギーニは、2013年に従業員数を大幅に拡大し、全従業員数が1,029人となったことを発表した。
同社は過去3年で300人を正社員として新規に雇用した。今後もさらなる雇用の拡大を予定しているという。また、採用人数における女性従業員の割合も増加しており、昨年は技術専門職を含む全新入社員数の約30%を女性が占めた。同社が提供する見習い訓練プログラムも功を奏し、訓練プログラムの卒業者および大学新卒者の採用人数も増え続けている。トレーニング・コースを含むこのプログラムは、そのしくみ、期間および終了後の採用のチャンスといった点で、イタリア産業界でも注目を集めている。
社長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は、「我が社の従業員は、我が社を成功に導く原動力と言えるでしょう。人材の成長および発展、さらには彼らが日常的に勤務する職場環境への投資こそが、卓越性および堅実かつ倫理的なビジネス継続性を保証する重要な要素のひとつなのです」と語っている。
同社は環境やエネルギー認証、職場の安全衛生への投資も行っている。ボローニャ大学の職業医学チームやサントルソラ・マルピーギ総合病院とのパートナーシップを通じ、職場環境に関する人間工学的研究を実施し、職場環境の整備を行う。教育とビジネスのつながりをさらに強化する目的で、ボローニャ大学、アルマ大学院、モデナ・レッジョ・エミリア大学をはじめ、周辺地域の各種教育機関および大学との協力関係の構築にも力を入れるという。