女優・満島ひかりが、9日より全国放送されるカロリーメイトの新CM「人間とチーター」篇に出演し、南アフリカのサバンナで本物のチーターと共演したことが6日、明らかになった。
サバンナでチーターと共演するという同CMは、合成ではなく実写。満島ひかり本人が、実際の共演にこだわりを見せ、事前打ち合わせの段階から「チーターと私の姿を合成したCMは避けたいです。実際に触れられるならば触れて、共演したいです。怖いとは思っていません」と話しながら、チーターの写真や資料に見入っていたという。
南アフリカでの撮影は、1月上旬にヨハネスブルグから車で3時間ほどのサバンナの真ん中にて実施。早朝と夕暮れ、複数日にわたり、太陽が地平線の近くにある時間帯を狙って行われた。CMでは、南アフリカのサバンナの情景の美しさや、大地を包み込む陽の光も見どころの一つとなっている。
撮影時は、幼少期から調教されてきたとはいえ、獰猛な肉食獣であるチーターに、満島は「人も、動物も、みんな一緒。チーターだからなにってわけじゃない。相性はあるけど(笑)」と全く臆することなく接近。調教師の指導のもと、コミュニケーションをとりはじめ、撮影が進むにつれて親密さは増し、「毛が固くて、なでてると、ツヤが出てくるんですよ。グラフィックの撮影の時はよく、私が肩を舐められました」と言うまでに。調教師も「こんなに短期間で、完全にコミュニケーションできる人はほとんどいなかった。アジア人の女性としては初めてだ!」と驚いていたという。
撮影終了後、満島は「撮影中、彼と私の関係は優しくて、リラックスしていました。もう会えないかと思うと、とってもさみしい…せっかく好きになれたのに…」とチーターとの別れを惜しみつつ帰国。そして帰国後「サバンナは、ただただ空が広くって。"雲"が違いましたね。国によって、雲って、違う! 毎日、野生の動物たちと一緒に、朝日と夕日を見ることができて、ぜいたくでした。私の体は、ここを求めていたんだ! とさえ感じました(笑)。これまで訪れた国の中でも、最高に好きかな…」と振り返り、完成したCMの感想を聞かれ「"今すぐ南アフリカに帰りたい!"です(笑)」と答えるなど、すっかり南アフリカに魅了されたようだ。
なお、大塚製薬カロリーメイトWEBサイトにて、9日よりテレビCMの60秒、30秒、15秒の各バージョンに加え、南アフリカで撮影の様子やチーターの調教師のコメントなどをまとめたスペシャルメイキング映像も視聴することができる。