ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)は6日~28日、第330回企画展「指を置く」展 佐藤雅彦+齋藤達也を開催する。
指を置くことで、解釈が変わる
佐藤雅彦氏は、東京藝術大学大学院 映像研究科教授/慶應義塾大学環境情報学部客員教授。独自の方法や考え方で、映像、アニメーション、グラフィック、教育方法、脳科学と表現の研究など、分野を超えた活動を行っている。慶應大学佐藤雅彦研究室が番組に参画するNHK教育テレビ「ピタゴラスイッチ」や、プレイステーションソフト「I.Q インテリジェントキューブ」などが注目を集めた。
齋藤達也氏は、1979年生まれ。映像技術やコンピュータ・プログラミング、電子工学を駆使した展示設計、広告・舞台演出を行う一方、人間に潜在している知覚・認知能力を発掘することによって新しいメディア表現の可能性を研究模索している。
両氏はここ数年、「指(身体)とグラフィックデザインの新しい関係」を探求してきた。同展は、その中で生まれた新しい表現、新しい表象、新しい可能性を、会場で来館者自らが様々なグラフィックに「指を置く」ことで体感してもらうものとなる。
佐藤氏は同展について、「『指を置く』には、人間が見過ごすわけにはいかない種類の表現群が、手がつけられないままに鉱脈のように我々の前に横たわっていた」とコメントしている。
展示アートディレクションは石川将也氏が担当、インスタレーション制作には大島遼氏も参加している。また同展の開催にあわせ、膨大な作品の中から選ばれた6点をセットにした「指を置く」ポストカードを会場にて販売する。
開催日時は、2月6日~28日 11時~19時(土曜日は18時まで)。会場は、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル)。休館日は、日曜・祝日。入場無料。その他、詳細は同ギャラリーWebページで確認できる。