オリオスペックは5日、100,000円を切る価格の3Dプリンタ「3D PRINTER REPRAP PROFESSIONAL」を販売開始した。直販価格は98,000円。業界最小クラスの抽出口径0.3mm、最小積層ピッチ0.05mmと性能を高めながら、出力時間は短縮している。
「3D PRINTER REPRAP PROFESSIONAL」は、オープンソースハードウェア「RepRap」で造られた3Dプリンタ。同社が2013年にRepRapを利用して販売した「3D PRINTER REPRAP MENDEL Evolution」の上位版となる。
新たに、業界最小クラスとなる0.3mmの抽出口径を備え、細かいデザインの製作に適する。最小積層ピッチも0.05mmと細かいながら、前モデルよりスピードが向上した一方、出力時間は短縮した。PCに接続せず、G-CODEファイルをプリンタ本体に読み込ませることで、スタンドアローン出力できる。また、本体設定や項目設定を本体側で行え、一度設定すると、同じものを出力する際の再設定が不要となる。
本体サイズはW430mm×L400×H380mm、重量は約12kg。最小積層ピッチは0.05mm、最小打ち出し模型角カーブ半径は0.15mm、造形可能な最大サイズは200×200×180mm。抽出口径は0.3mm。積層解像度は0.05mm。プリントヘッド数は1。対応ファイル形式はSTL / Gコード。対応OSはWindows XP / 7 / Vista / Mac OS。使用には、別途3Dプリント用のフィラメントが必要。
なお、本体は自作3Dプリンタとなり、工場である程度の組立調整をしてから出荷されるが、ヘッドの高さ調整、ベルトの締め付け、フレームの微調整、ファンの回転などはユーザー側で微調整する必要がある。また、簡単な使い方マニュアルとセットアップマニュアルは同梱されるが、ソフトウェアの使用法やハードウェアの微調整に関するサポートはない。