子どもの一人暮らしに賛成ですか?

共立メンテナンスはこのほど、4月から大学進学により一人暮らしを始める子どもを持つ全国の30代~50代の親を対象に実施した「子どもの一人暮らし」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は1月17日~20日にかけて行われ、400件の有効回答を得た。

子どもの一人暮らし「賛成」は42%

まず、子どもの一人暮らしについて賛成かどうか尋ねたところ、42.0%は「賛成である」と回答した。「親元から通わせたい」「反対である」はあわせて25.0%で、約4人の1人の親は子供の一人暮らしが決まってはいるものの、前向きに賛成できないようだ。

一人暮らしをさせる際に心配なことについて尋ねると、最も多い回答は「きちんとした食事をとることができるか」(68.8%)、2位は「健康管理ができるか」(63.8%)、3位は「犯罪に巻き込まれないか」(59.5%)だった。そのほか、戸締まりや家事、学業との両立などさまざまな心配事が挙げられた。

子供に与えたいことは「心身面で自立できる環境」

次に、親として子供に与えたいことについて聞くと、「金銭面での安心感」「良い教育環境」を抑えて、「心身面で自立できる環境」(64.0%)が1位となった。2位は「やりたいことができる環境」(62.3%)、3位は「金銭面での安心感」(42.3%)だった。

親として子供に与えたいことは何ですか?

子供への仕送り額は7割が10万円未満

子どもの一人暮らしに際し、家賃や食費も含めた仕送り額を尋ねたところ、最も多い回答は「8万円以上10万円未満」(30.0%)だった。それを含め、仕送り額は10万円未満という回答が全体の約7割を占めた。

支払い項目ごとに見ると、「家賃」「家具・家電」「食費」「光熱費」「学習費」に関しては8割以上が親が負担すると回答している。しかし「衣服や交遊費」は65.5%、「携帯やパソコンの通信費」は34.3%が、本人のアルバイトで支払うことを想定していることがわかった。

1カ月の仕送りの想定金額