フェンリルは5日、フォントレンダリング機能の改良とパフォーマンスの改善を図った、Webブラウザ「Sleipnir 5 for Windows(5.0.3)」をリリースした。フェンリルのWebサイトからダウンロードできる。対応OSはWindows Vista / 7 / 8。
フォントレンダリングは、Webブラウザで表示する文字のレンダリングを、ユーザーの環境や好みに合わせて調整する機能。2013年11月のメジャーアップデートで追加されたものだ。今回のアップデートでは、文字の太さ・細さを変更する「ウェイト」と、くっきりさ・滑らかさを変更する「シャープネス」の2つのパラメータが調整可能になった。
ユーザーからのフィードバックを受けて、デフォルト設定がやや細め、くっきりめに変更されている。設定はメニューの「カスタマイズ」-「詳細」-「フォントレンダリング」とたどって行う。以前と同じ設定にするには、ウェイトを「+1」、シャープネスを「-1」に設定するとよい。
Sleipnirは高速なHTMLレンダリングエンジン「Blink」を採用しているが、フェンリルではさらなる高速化の取り組みを続けている。今回のアップデートでは、ブックマークバーなどの描画パフォーマンスも改善されているという。
そのほか、Site Updatesの各エントリーにメニューを追加。「カスタマイズ|Site Updates」からは、除外サイトの編集やFacebook/Twitterのログアウトが可能。「カスタマイズ|マウス|マウス割り当て」で選択可能なアクションを追加といった変更も加えられている。