Bunkamura Box Gallery(東京都渋谷区)では、2月13日~19日まで「マーク・デンステッダー絵画展」を開催する。
スーパーモデルや女優を描いた現代画家
マーク・デンステッダーは1963年生まれの英国の現代画家。美術大学に進学したが、ほぼ独学で今のスタイルを確立した。スーパーモデルのエリン・オコナーや、女優エマ・ワトソンを描いたことがイギリス国内で話題となり、イギリスでは最も有名なフィギュラティヴ・アーティストとして活躍している。
彼の作品は、ルネッサンスを思わせる伝統的な技法で描かれている。クラシックな表現方法を用いながらも、作品は都会的で洗練された雰囲気をもあわせ持つ。美しさだけではなく、描かれた人物の人間らしい感情や歴史までを表現する画力は高い評価を得ている。
作品に登場する人物たちは、芯の強さを感じさせる女性や、アンニュイでセクシーな女性たち。彼は時として、まるで生身の人間を描いているかのように、作品の女性たちにわざと傷のような跡を残すことがあるという。
今回は過去を代表する作品を展示するほか、新作も発表する。なお、会期中は展示だけではなく作品の販売もあわせて行う。開催時間は10時~19時30分(最終日は17時まで)。入場無料。