ビクターエンタテインメントは2月6日より、ハイレゾ音楽専門の配信サイト「VICTOR STUDIO HD-Music.」による配信サービスを開始すると発表した。
運営主体はビクタースタジオ。ビクタースタジオでは国内初のスタジオ運営レーベルとして「VICTOR STUDIO HD-Sound」を2012年に立ち上げ、24bit/96kHz~192kHzの高音質なハイレゾ音源を提供している。今回開設する「VICTOR STUDIO HD-Music.」では、「カジュアルに、手軽にハイレゾ音楽を楽しんでもらう」をコンセプトに、コアなオーディオファンだけでなくライトな音楽ファンをターゲットに取り込む狙いがある。音楽制作の最先端であるスタジオならではのこだわりとノウハウを活かした運営を行っていく。
具体的には、従来のハイレゾ配信の主流だったジャズやクラシック以外にもポップスなどライトユーザー向けのタイトル充実、簡易・簡便なサイト構成を簡易・簡便なものとすることで手軽な購入・ダウンロードの実現などを行う。タイトルの充実に関しては、ビクタースタジオの独自技術「K2HDプロセッシング」を駆使することで、1970年代後半から2000年にかけてのポップスのCDマスター音源からハイレゾ化を行うことが可能。そのほか、ハイレゾサウンドを体験したことのないユーザーを対象として、ビクタースタジオにあるレコーディングスタジオで「ハイレゾ体感イベント」を定期的に開催する。
なお、キングレコード、テイチクエンタテインメント、日本コロムビアの3社の参加も決定しており、他メーカーに対しても積極的に参加を呼びかけていくとしている。