日本銀行は4日、2014年1月のマネタリーベース(日本銀行券発行高、貨幣流通高、日銀当座預金の合計値)を発表した。それによると、1月末のマネタリーベース残高は前年同月比53.4%増の200兆8,793億円となった。前月比では約1兆円減少し、異次元緩和導入後で初の減少となった。
内訳は、日本銀行券発行高が85兆7,813億円(前月90兆1,431億円)、貨幣流通高が4兆6,109億円(同4兆6,265億円)、日銀当座預金が110兆4,871億円(同107兆776億円)。
併せて発表した1月のマネタリーベース平均残高は前年同月比51.9%増の200兆4,141億円となり、11カ月連続で過去最高を更新した。
内訳は、日本銀行券発行高が前年同月比3.9%増の87兆1,198億円、貨幣流通高が同1.1%増の4兆6,233億円、日銀当座預金が同149.7%増の108兆6,710億円。