オールアバウトが運営する「生活トレンド研究所」はこのほど、「独身者の今後の人生」に関する調査を発表した。調査期間は1月16日~22日、対象は首都圏在住の20~49歳の未婚男女計961名。
30代独身者の3人に1人が「結婚はしない」
自分自身の結婚について、30代では男女ともに約3人に1人が、40代女性については約2人に1人が「結婚はしないと思う/結婚願望はない」と回答。「結婚願望はない」と回答した人は、男性では20代から40代まであまり変化がないのに対し、女性では20代の7.4%から40代の26.3%へと大きく変化している。結婚しない理由は、男性では「出会いがない」、女性では「他人と暮らすのが面倒」が1位。
現在不安なことについては、30代前半までは男女共に「自身の経済状態」が1位だが、男性では40代後半から、女性では30代後半から「自分の老後」が1位になった。また、40代女性のマンション所持率は22.8%で同年代の男性の所持率よりも多く、一戸建て所持率は男性の方が多かった。
老後に必要な資金額(年金は除外/一人で生活する時)の予想は、半数以上が「3,000万円以上」と回答。これに関しては、家計の見直しガイドの藤川太氏は「実際にはこれほど貯蓄がなくても生活できます。金融広報中央委員会による60代単身世帯が保有している貯蓄額の中央値は650万円です」とコメントを寄せている。