女優・竹内結子が、8月にパルコ劇場で上演される三谷幸喜作・演出の『君となら』で初舞台に挑むことが3日、明らかになった。

初舞台に挑む女優・竹内結子(左)と作・演出を手がける三谷幸喜氏(右)

同作は三谷幸喜作の傑作コメディで、1995年に山田和也演出により斉藤由貴主演で上演し、大反響を受け1997年に再演。今回、三谷自身の初演出で上演が決定した。

同作は、父親よりも年上の70歳というケニーと交際中の長女・あゆみと、父、母、次女で暮らす小磯家の物語。あゆみが彼の年齢について両親に打ち明ける前に、突然彼が家に訪ねてきて、嘘が嘘を呼び、誤解が誤解を呼んでいく…というお茶の間ホーム・コメディだ。竹内は、70歳の恋人を持つ長女・あゆみを演じる。

竹内は「"初舞台"、私にもその機会が訪れたこと本当に嬉しいです。そして正直とても怖いです。ですが、三谷さんとならこの恐怖を乗り越えられると信じて飛び込もうと思います」とコメント。また、前回、三谷監督の演出を受けたという『大空港2013』(WOWOWドラマ)について、「監督は日々台本のあちこちにアドリブを投下されるのですが、私にとってはいつどこで何が起こるかわからないスリルと格闘し続けた90分間はジェットコースターのようでした」と振り返り、「喜びはもちろんありますが、目の前に突然、キリマンジャロかエヴェレストが立ちはだかり、監督が『さぁ、登ってみましょうか』と囁いているような感覚です」と心境を表現。そして、「未知の領域をどう進めばよいか、とにかく全力で取り組むしかないと思っております」と覚悟を見せた。

三谷氏は「去年、ドラマでご一緒して、竹内結子さんは舞台向きだと確信しました。集中力、くそ度胸、そして立ち姿の美しさ。どれもが舞台女優に欠かせない条件です」と太鼓判を押している。