1年間にかけた費用(犬・猫)

アニコム損害保険は、同社のペット保険契約者2,564名に対し、2013年の1年間にペットにかけた費用(年間支出)に関する調査を実施した。調査実施期間は1月15日~20日。

犬にかけた年間費用は33万円! 猫にかけた費用は17万

2013年にペットにかけた費用は、犬が前年比98.2%、猫が94.0%で、横ばいの傾向が続いている。具体的な数字で見てみると、犬には年間331,026円かかっているのに対し、猫には173,172円かかっている。

「病気やケガの治療費」では、犬は対前年101.2%、猫は前年比77.9%。猫の治療費が減少した理由について聞くと「かかりつけの動物病院と病気の予防につとめている」「重症化する前に対処できるようになったため」などの回答が寄せられた。

「フード・おやつの費用」を見ると、犬が前年比104.0%と若干増加し、猫は77.1%と減少している。「減量のためにフードの量を減らした」「おやつを与えなくなった」など、猫のオーナーが健康を気づかった結果、費用が減少したことがわかった。

「シャンプー・カット・トリミング費用」は、犬が101.0%、猫が101.1%と共に微増している。「夏が暑かったのでトリミングの回数を増やした」「夏場は1カ月に2度トリミングに行ったので」など、2012年同様に猛暑の影響があるようだ。

「ペットホテル・ペットシッター費用」は、犬猫ともに2万円を超えた。特に猫では前年比129.6%と大きく増加している。その理由として「旅行の回数が増えた」「海外旅行のため長期間ホテルに預けた」などの回答も多く、景気回復に伴う旅行の増加も要因と見られる。

3割の犬・猫オーナーが「2014年は費用が増加する」

2014年の1年間にペットにかける費用の見込みを尋ねたところ、50.4%が「変わらない見込み」と回答した。「増加する」は30.0%で、理由として「高齢になってきたので、健康診断の回数を増やしたり、フードにも気を使うため」、0~1歳のペットの飼い主からは「成長にともない、用品、洋服の買い替えが必要になるから」などが挙げられた。

2014年の1年間にペットにかける費用の見込み