住信SBIネット銀行はこのほど、同行の口座保有者を対象に実施した「値上げに関する消費者意識調査」の結果を発表した。同調査は、2014年1月7日~14日の期間にインターネット上で行われ、30歳~69歳の男女4,341人から有効回答を得た。
最近、値上がりがつらいと感じた商品・サービスは何かと聞くと、「ガソリン」が55.6%でトップ。以下、「食品・飲料(アルコール類含む)」が48.4%、「電気」が46.4%、「灯油」が31.1%と続いた。また、若い年齢層ほど「ケータイ・スマホ(通信代)」の割合が高く30代では21.7%(60代:9.2%)に上った。
値上げ対策としては、「本当に必要か慎重に考える」が最も多く53.5%を占めた。
「今後、商品・サービスの値上げが続いても、家計はまだ耐えられると思う」の項目に「あてはまる」と答えた割合は37.2%。一方、「あてはまらない」は20.8%となり、約5人に1人が"さらなる値上げは耐えられない"と感じていることがわかった。
「消費税増税は、家計悪化の追い討ちになると思う」と考えている人は71.3%。増税前の駆け込み購入予定の商品・サービスは、「食品・飲料」群が35.6%で最多となった。
デフレ脱却については、「経済再生に必要」と考えている割合は58.7%、「家計を苦しめる」は50.6%。また、「デフレ脱却には賃金の上昇が必要」と考えている人は83.5%に上った。