阪急電鉄はこのほど、阪急京都線洛西口駅付近の連続立体交差化事業により、昨年10月26日に実施した上り線(河原町方面行)高架化の事業効果をまとめた。
2007年に着手したこの事業は、京都市の都市計画事業として阪急京都線洛西口駅付近の高架化を行うもので、洛西口駅を含む1,600mの区間が対象となる。今回の高架化により、高架化区間にある幹線道路の踏切2カ所(物集女踏切、川岡下三番踏切)では、遮断時間が約4割減少。最大渋滞長も約300mから約170mへと約4割減少。踏切を通過するのに要する時間も、最大約6分20秒から約2分40秒に短縮されたという。
同事業は現在、下り線(梅田方面行)の高架化工事を進めており、2015年度に完成の予定。上下両線が高架化されると、物集女踏切・川岡下三番踏切に変電所上手踏切を加えた3カ所の踏切が廃止される。