文藝春秋は3月1日・2日、東京都・丸ビル内マルキューブにて、「芥川賞&直木賞フェスティバル」を開催する。
「芥川賞」「直木賞」受賞作家によるトークイベントなどを開催
同イベントは、今年1月に150回を迎えた文学賞「芥川賞」「直木賞」を記念するイベント。
菊池寛が昭和10年に創設した両賞は、今回で150回を迎えた。第1回受賞の石川達三、川口松太郎を始め、井上靖、松本清張、石原慎太郎、大江健三郎、村上龍。最近も、綿矢りさ、金原ひとみ、江國香織、東野圭吾、池井戸潤、桜木紫乃など、両賞は常に大きな話題を生んできた。
今回は150回を記念し、受賞作家たち、読者とともに同イベントを開催。トークショーやビブリオバトル、また150回を飾った作家たちの写真、選考会・パーティの映像、受賞作の原稿など、小説の楽しさ、作家たちの魅力を直に感じられる、楽しく刺激に満ちた催しとなるという。
トークイベントは、3月1日が「綿矢りさ×道尾秀介」「桜木紫乃×島田雅彦」「川上弘美×北方謙三」の対談や、ビブリオバトル「直木賞受賞作 私のこの『一冊』」として「宮部みゆき『昭和の犬』×北村薫『鶴八鶴次郎』×桜庭一樹『赤目四十八瀧心中未遂』」を開催。
3月2日には、「辻村深月×円城塔」「桐野夏生×川上未映子」「林真理子×浅田次郎」の対談や、「芥川賞、この選評が面白い」として「角田光代×奥泉光×鵜飼哲夫」の座談会を行う。
また2月26日~3月2日までの5日間、「記念展示」として、芥川賞&直木賞全受賞者と選考委員のポートレイト、大型ポスター「作家の素顔」の展示のほか、石原慎太郎「太陽の季節」、村上龍「限りなく透明に近いブルー」、司馬遼太郎「梟の城」、池波正太郎「錯乱」、五木寛之「蒼ざめた馬を見よ」、野坂昭如「火垂るの墓」など、作家の筆跡も生々しい受賞作の生原稿レプリカも展示する。さらに、過去の受賞記者会見など記念映像を随時放映する。
開催日時は、3月1日・2日 11時~18時。記念展示は、2月26日~3月2日 9時~21時。会場は、丸ビル1階 マルキューブ(東京都千代田区丸の内2-4-1)。会場はオープンスペースのため、自由に観覧できる。一般来場者でステージ前の椅子席を希望の場合はイベントごとに応募が可能。応募はイベント案内ページにて、2月16日まで受け付ける。