「いつかは結婚したい」が半数を越えたのは20代女性のみ

オールアバウトが運営する「生活トレンド研究所」は30日、「独身者の今後の人生」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は1月16日~22日、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)在住の20歳~49歳の未婚男女を対象として実施。961名から回答を得た。

結婚しない理由、男性「出会いがない」、女性「他人と暮らすのが面倒」

「自分自身の結婚」について聞いたところ、年齢が高くなるごとに、「いつかは結婚したい」と回答した割合が減少し、「結婚はしないと思う」「結婚願望はない」と回答した割合が増加傾向にあった。

結婚の必要性を感じていない女性が多い

また、「結婚できるかどうかわからない」「結婚はしないと思う」「結婚願望はない」理由としては、男性は「出会いがないから」「自分の収入が低い/不安定だから」が多く、女性は「他人と暮らすのが面倒だから」「出会いがないから」が多かった。

現在の不安は「自身の経済状態」「老後」

自身の経済状態についての不安が大きい

「現在の不安」について聞いたところ、男性は40代前半まで、女性は30代前半まで「自身の経済状態」がもっとも多かった。対して、これ以降の世代では「老後」に不安を持っている人が多かった。

40代女性のマンション所有率は22%。男性より9ポイント多い

現在実家暮らしの人も多い

「現在の住居形態」を聞いたところ、40代女性の22.8%が「持ち家(マンション)」と回答。40代男性の13.9%よりも多かった。また、「現在の住居の不満や不安」については、すべての性・年代において「専有面積が狭い」「収納スペースが少ない」が上位となった。

一人世帯の老後資金、半数以上が「3,000万円以上」必要と回答

老後は数千万円の蓄えが必要と考える人が多い

「老後に必要な資金額(一人で生活。年金は除く)」を聞いたところ、半数以上が「3,000万円以上」と回答。うち2割は「5,000万円以上」と答えた。

また、「何歳まで働き続けたいか」を聞いたところ、「健康なうちはいくつになっても働きたい」がどの年代でも多く、とくに40代女性では半数以上に達した。

調査の詳細は「生活トレンド研究所」で確認できる。