2人の天才レーサー、ジェームス・ハントとニキ・ラウダの熱き闘いと絆を描いた映画『ラッシュ/プライドと友情』(2月7日公開、2月1日・2日先行上映)のジャパンプレミアイベントが30日、東京・有楽町マリオンにて開催され、ハント役のクリス・ヘムズワース、ラウダ役のダニエル・ブリュール、ロン・ハワード監督、そして特別ゲストとしてフィギュアスケーターの安藤美姫が出席した。
当日は、有楽町マリオン1Fに特設ステージが出現。ステージには、本作のクライマックスの舞台となる1976年のフジスピードウェイで行われたF1日本グランプリに、ジェームス・ハント、ニキ・ラウダらと実際に出場した、国産F1マシン「コジマKE007」が飾られた。
まずはじめに、映画のプレミア初参加という安藤美姫がステージに登壇。映画に登場する高級ジュエリーブランド「ピアジェ」のアクセサリーと同じタイプのもの、総額約1億円を身につけて登場した。続いて、クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、ロン・ハワード監督がステージに現れ、「ありがとう!」「コンニチハ!」など来場したマスコミとファンにあいさつ。マスコミとのフォトセッションの後、ファンたちとサインや記念撮影を行った。
その後、有楽町マリオン内の映画館・TOHOシネマズ日劇で、本編上映前の舞台あいさつを実施した。ロン・ハワード監督は「ついにこの映画を日本の皆さんに見てもらえる時が来てとてもうれしいです」と喜びを表現。次回作への安藤のキャスティングを提案されると、「私はこの映画を撮るまでF1のことは詳しくなかったんですよ。フィギュアスケートの世界もきっとさまざまな人間ドラマなどがあるのでしょうね。安藤さんにゆっくり聞いてみたいですね」と興味を示し「安藤さんはとてもかわいいしすてきなので、私の映画にもぜひ出演してほしいです」と語った。
「スケートの現場とまた違った雰囲気で緊張しますね」という安藤は、「リアルな描写や、良いライバル関係を築くことができる仲間がいたりするところが、忠実にスポーツの世界を再現していると思います。この映画のとりこになりましたね」と映画の感想を述べた。ハントとラウダのどっちが好みかという質問には「2人ともまったく正反対でいながらどちらも魅了的で難しいですけど、長く暮らすならニキ・ラウダでしょうね。…でもけっこう、やっぱりハントに惹かれるかもしれません…(笑)」と迷いを見せた。
クリスとダニエルは日本を楽しんでいるようでいるようで、クリス「相撲の千秋楽を見に行ったのがエキサイティングだった。結構本気でスモウレスラーになりたいと思ったよ、もっともっと大きくならないと無理だろうけど(笑)」、ダニエル「僕も久々の日本を楽しんでいます。今回も浅草寺に行ったよ」と報告した。
また、演じた主人公のキャラクターについて、クリス「僕の演じたジェームス・ハントは、自由奔放なキャラクターで、"俺のやり方"を貫いた男なんだ。僕はそういう部分はクリスとは似てないよ、少なくとも今はね(笑)」、ハント「僕が演じたニキ・ラウダは、僕自身との共通点はほとんどないんだ。とにかく努力して近づいていくしかなかった」とコメント。ハントは、「幸いニキ・ラウダ本人と良い関係を築くことができたので、死の恐怖や、そこから立ち直ることなど、いろいろ本人から聞くことができたのが助けになったんだ」と役作りについても語った。
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