リニューアルオープン後の完成予想図

京阪電気鉄道と京阪流通システムズ、京阪ザ・ストアは、増床・リニューアルを進めてきた樟葉駅(大阪府枚方市)の駅前商業施設「KUZUHA MALL(くずはモール)」のグランドオープン日について発表した。大阪府下最大級のショッピングセンターとして、3月12日に生まれ変わる。

7万2,000平方メートルに大幅拡大

KUZUHA MALLは、日本の広域型ショッピングセンターの先駆けとして誕生した「くずはモール街」が始まり。その後、平成17年に総建て替えを行い「KUZUHA MALL」として開業した。以来、本館と西館、KIDS館の3館構成で営業を行ってきた。

今回のリニューアルでは、「西館」及び「KIDS館」をそれぞれ「本館増床部」「南館」として建て替えた。営業面積は5万平方メートルから7万2,000平方メートルに大幅に増床し、新規出店店舗は約140店舗となる。

関西初・京阪沿線初の店舗もオープン

KUZUHA MALLは、本館の「ハナノモール(本館増床部)」「ミドリノモール(本館既存部)」、南館の「ヒカリノモール」の3つで構成する。「ハナノモール」はファッションやインテリア、雑貨を扱うテナントで構成する。「ビーミング ライフストア byビームス」「ジャーナルスタンダードレリューム」「ザラ」などは、関西最大級の規模で出店する。

本館ハナノモール(イメージ)

本館既存部の「ミドリノモール」も、一部の店舗を入れ替える。米国のカジュアルブランド「フリーピープル」は関西に初出店。飲食店では京阪沿線初となる「アフタヌーンティー・ティールーム」「ムームーダイナー」がオープンする。また、核テナントである「京阪百貨店」や「イズミヤ」も一部ショップや内装をリニューアルする。

南館ヒカリノモールは、家電量販店の「エディオン」やスポーツ専門店「ゼビオスポーツエクスプレス」などの大型店を導入。「ライトオン」「ユニクロ」「ABC-MART」など従来のテナントも、旗艦店となって再登場する。また、「TOHOシネマズ」は、10スクリーン、約2,000席の京阪沿線最大級のシネマコンプレックスとなる。

京阪らしさを設けたアミューズメント施設も

南館ヒカリノモール1階には、京阪らしさを感じさせるゾーンとして「SANZEN-HIROBA(さんぜんひろば)」が登場する。1972年にデビューした旧3000系特急用車両(テレビカー3505号車)のデジタル動態保存もある「レイルゾーン」では、京阪沿線ジオラマや運転シミュレーターも楽しめる。

SANZEN-HIROBA(さんぜんひろば・イメージ)

オープンは3月12日の10時から、本館増床部(本館ハナノモール)、南館はすべて一斉にオープンする。 なお、本館既存部(本館ミドリノモール)は継続して通常通り営業している。