総務省は31日、2013年平均の全国消費者物価指数(CPI、2010年=100)を発表した。それによると、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数(コア指数)は前年比0.4%上昇の100.1となり、5年ぶりに前年を上回った。
総合指数は100.0で、前年比は0.4%の上昇。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数(コアコア指数)は98.3で、前年比は0.2%の下落となった。
10大費目指数について見ると、5費目で上昇、5費目で下落。このうち、光熱・水道は前年比4.6%上昇の112.3、被服および履物は同0.3%上昇の100.1、交通・通信は同1.4%上昇の102.9、教育は同0.5%上昇の98.8、諸雑費は同1.2%上昇の104.8となった。
一方、食料は前年比0.1%下落の99.6、住居は同0.4%下落の99.1、家具・家事用品は同2.2%下落の89.7、保健医療は同0.6%下落の98.0、教養娯楽は同1.0%下落の93.6となった。
同省は併せて2013年12月の消費者物価指数を発表。それによると、12月の生鮮食品を除く総合指数は前年同月比1.3%上昇の100.6となり、7カ月連続で前年を上回った。なお、前月比では同水準だった。
総合指数は100.9で、前年同月比では1.6%上昇、前月比では0.1%上昇。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は98.7で、前年同月比では0.7%上昇、前月比では同水準となった。