神奈川県鎌倉市の鎌倉文学館で、バレンタインシーズン限定の特別イベント「愛は言葉だ!文豪のハートにふれるバレンタイン」が行われる。開催日は2月1日~2月14日まで。
文豪とその「愛」を感じてみよう
同イベントは、文学の大きなテーマ「愛」を通して、文学により親しみをもってもらうため、バレンタインシーズンに行われているもの。期間中は、大胆に恋の歌を詠い、多くの若者の心をとらえた与謝野晶子や、婚約者への手紙に「愛するものは何事をも征服します」と熱い思いを綴った芥川龍之介、没落してゆく旧家の女性の恋を描いた太宰治の作品「斜陽」など、文学者の「愛の言葉」を、パネルと原稿、図書などの資料で紹介する。
また、夏目漱石、太宰治ら12人の文豪の愛の言葉を引用した「文豪の愛の言葉おみくじ」や、16人の作家の恋にまつわる作品の原稿・著書をパネルで紹介する「バレンタイン特別展示 恋もお菓子も甘~いのが大好きだった芥川龍之介」が登場。そのほかにも、夏目漱石が妻の鏡子へ宛てた手紙や芥川龍之介の恋文など、文豪たちの愛にまつわるエピソードを紹介する「文豪の愛にまつわるギャラリートーク」など、さまざまな展示・解説を楽しむことができる。