29日、関東地方全域で花粉シーズンに突入

ウェザーニューズは29日、同社による観測結果に基づき、関東全域で「花粉シーズン」に突入したと発表した。昨年と比べ約1週間~10日早い花粉飛散となる。

東京都では2割の人が花粉症の症状を発現

花粉の飛散状況計測は、同社が全国1,000か所に設置している、花粉観測量に応じて目の色が変化する独自の花粉観測機「ポールンロボ」の観測によるもの。24日頃には東京都内3割以上の観測点において、26日は東京都内約9割の観測地点において、花粉飛散量が、花粉に敏感な人に症状が出始めるレベル(10個)に達した。

また、26日に調査した花粉症の人の症状報告からも、東京都では1,450人中の約2割が「ややつらい」、またはそれ以上の症状を感じ始めていた。その他の県でも、23日~26日の間に10個を超える花粉が確認された。

今後、2月初めまでは短い周期で寒い日と暖かい日を繰り返し、2月上旬には再び寒さが戻るとみられるが、2月中旬になると再び寒気が緩んで気温が上がる予想のため、このタイミングで西日本でも飛散開始となり、関東地方周辺では本格的な花粉シーズンに突入する所が増えると予想される。

平年(2008年~2013年の平均飛散開始時期)と比較すると、2014年の花粉飛散開始時期は、東~西日本の太平洋側、九州では平年より1週間前後早く、北日本や日本海側では平年並みとなる見通し。その後、スギ花粉の飛散量はさらに増え、関東~西日本の各地で3月上旬~中旬、北陸地方で3月下旬、東北地方で4月上旬~中旬がピークと予想される。また、スギ花粉の飛散量がピークを過ぎた後は、桜の花が咲く頃にヒノキ花粉の飛散量が増え、西~東日本では4月上旬~中旬にヒノキの花粉飛散量がピークとなる予想だ。

詳細は「同社公式サイトのニュースセンター」で確認できる。