経済産業省は30日、2013年12月の商業販売統計速報を発表した。それによると、12月の商業販売額は前年同月比2.9%増の43兆9,040億円となり、8カ月連続で前年を上回った。
業態別に見ると、卸売業が前年同月比3.1%増の30兆4,020億円で8カ月連続の増加、小売業が同2.6%増の13兆5,030億円で5カ月連続の増加となった。
小売業を業種別に見た場合、自動車小売業が前年同月比14.2%増、飲食料品小売業が同2.3%増など、全8業種で増加した。
大型小売店の販売額は前年同月比0.9%増の2兆1,394億円。内訳は、百貨店が同1.4%増の7,824億円、スーパーが同0.6%増の1兆3,570億円だった。既存店ベースの販売額は同0.1%増で、うち百貨店は同1.9%増、スーパーは同0.9%減となった。
コンビニエンスストアの商品販売額およびサービス売上高は前年同月比4.9%増の8,763億円。既存店ベースでは同0.3%減だった。
併せて発表した2013年の商業販売額は前年比0.9%増の466兆1,810億円で、2年ぶりに増加。業態別では、卸売業は同0.8%増の327兆2,730億円、小売業は同1.0%増の138兆9,080億円となった。
百貨店の販売額は前年比1.2%増の6兆7,195億円、スーパーは同0.2%増の13兆573億円、コンビニエンスストア(サービス売上高含む)は同4.2%増の9兆8,724億円。既存店ベースでは、百貨店が同1.8%増、スーパーが同1.5%減、コンビニが同1.2%減となった。