多くのアプリに共通して利用できる便利ワザはいくつかあるが、画面上部の「ステータスバー」をタップすればページ先頭に飛べるワザの便利さは際だっている。「Safari」などWebブラウザのように縦長のページを表示するアプリはもちろん、「メール」のように新着情報をチェックしたいアプリでも重宝する。細いためタップしにくいが、一度覚えれば繰り返し使いたくなるテクニックだ。

その反対に、「画面下部に一瞬で戻るワザ」は確立していない。SafariでWebページのいちばん下を表示したければ、フリックを繰り返すしかない。JavaScriptのブックマークレットを活用する方法はあるが、そこまでするユーザは少数派だろう。

しかし、「写真」は別だ。上から下へ情報を追うSafariやメールとは反対に、新しい写真ほどページ下部に表示されるため、ステータスバーをタップするともっとも古い写真が表示されてしまう。画面における時間軸の方向が他のアプリとは逆転しているため、異なる仕掛けが用意されているのだ。

その仕掛けは、画面下部のボタンに隠されている。「写真」タブを表示しているときは「写真」ボタンを、カメラロールとフォトストリームを含む個別のアルバムを表示しているときは「アルバム」ボタンをタップすると、下方向へ画面が高速スクロールされ、そこに含まれる写真のうち最新のものが表示される。もっとも古い写真を表示したければ、ステータスバーをタップしよう。これで、1000枚を超えるカメラロールの扱いがラクになるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 そのとき表示しているタブに応じたボタンをタップすると、下方向への高速スクロールが始まり最新の写真が表示される

2 もっとも古い写真を表示するときには、ステータスバーをタップする

3 フォトストリームやカメラロールでも同じ操作方法を使えるが、タップするボタンが「アルバム」となるので注意

(提供:iPad iPhone Wire)