山形カシオは28日、同社のスキューバダイビング向け小型トランシーバー「Logosease」(ロゴシーズ)に関連して、BSAC(The British Sub Aqua Club)が専用講習プログラムの受講受付を開始したことを発表した。
BSACは、英国王室と深い関わりを持つダイビングクラブとして1953年に誕生。「水中での探検、科学、スポーツなどの活動と、それらの安全性を促進する」という基本理念を掲げて活動の幅を世界へ広げ、日本支部として1987年に株式会社BSACを設立した。スキューバダイビングの資格認定やインストラクター育成などを手がけている。
一方のLogoseaseは、ダイビングで使用する一般的な水中マスクに装着し、レギュレータをくわえたままで水中会話を実現する小型の無線機だ。2013年1月の発売以来、筆談や手信号といった従来のコミュニケーションや業務用の特殊機材とは異なり、水中会話を手軽に楽しめる機器として注目を集めている。
今回、BSACが策定した「BSAC Logosease SDC(スキルディベロップメントコース)」は、ダイビング中の感動や発見、安全の喚起、ダイビングのテクニックなどを会話で伝える方法として、BSACインストラクターが一般のダイバーにLogoseaseの効果的な使い方を教える講習コース。講習修了者には、BSACから「BSAC Logosease SDC」のライセンスが発行される。概要は以下の通り(詳細はBSACのWebサイトを参照のこと)。
インストラクターの前提条件 | アクティブステイタスを持つLogosease SDCインストラクター |
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講習生の前提条件 | BSACダイバーおよび一般 |
年齢制限 | 10歳以上(ただし12歳以下の場合は保護者の同伴が必要) |
講習生とインストラクターの最大人数比 | 6:1 |
水深 | 足が着く水深もしくは同時に受講する他の講習コースの基準 <BSAC講習コースの最大水深> イントロダクトリーダイバー 5m オーシャンダイバー 18m スポーツダイバー以上 30m |
時間 | 約3時間 |
ダイビング本数 | 1本 |