マンダムはこのほど、「夫婦の関係とニオイ」についての調査結果を公表した。同調査は、昨年11月と今年1月の2回に分けて、インターネットリサーチで実施。対象は、30歳~49歳の夫と同居し、夫のニオイが気になることがある25歳~49歳の女性で、1回目は420名、2回目394名から回答を得た。
夫の臭い実態、いつから? どこが?
「夫のニオイ(体臭)が気になりだした時期」を聞いたところ、75.4%の女性が「結婚してから」と回答した。また、「結婚何年目から気になり出したか」という質問に、バラつきはあるが、平均すると6年目という結果になった。
「ニオイが気になり出したときの夫の年齢」について聞いた。最も多かったのは「35歳~39歳」で31.9%、全体を平均すると「37歳」となった。「30歳~44歳」が全体の81.2%となり、この世代で体臭が強くなっていることが推測できるとしている。
「ニオイが気になる場所」については、1位が「夫の近くにいるとき」で60.9%となった。「夫とすれ違う瞬間」にも22.1%がニオイを感じるなど、決まった場所ではなく、夫の移動先にニオイがある、という結果となった。さらに、2位に「寝室に入ったとき」、3位に「寝室で朝起きたとき」と、寝室が女性にとって居心地の悪い場所となっていることがわかった。
「ニオイが気になるモノ」では、「枕・枕カバー」が82.0%で1位となり、寝具やパジャマ、肌着など直接肌に触れるものが上位となった。また、「夫のニオイのどこが臭い」かを聞いたところ、「頭(後頭部から首のつけ根)」が1位で53.8%と、「腋(わき)」(27.9%)の約2倍となっていることがわかった。
夫への愛情度合いと、夫のニオイの関係は?
「夫への愛情度」を5段階で評価してもらった。30代後半から「相手のことはとても好き」という人の割合が大きく低下。40代以降では「相手のことは好きではない」という人の割合が大きく増え、この年代の男女間に愛情が減少する何らかの要因があることがわかった。
「夫婦の就寝形態」について聞いた。30代後半以降は夫婦別室になる割合が増え、40代に入るとさらに加速する傾向が見られた。夫への愛情度合いの変化に比例して、夫婦の就寝形態も年齢によって変化する結果となった。
夫への愛情度と、夫のニオイが気になったときの対処方法の相関を見た。夫への愛情度が高い女性ほど、見えないところで夫の世話を焼く(手を掛ける)傾向が見てとれた。逆に、夫への愛情度が低い女性ほど、換気をしたり、消臭スプレーを使用したり、洗濯も夫のものを別にしたりするなどで、愛情度によって夫のニオイケアにも差が見られた。