ビー・エム・ダブリューは3月7日、ボクサーエンジンを搭載したツーリングモデル「R 1200 RT」をフルモデルチェンジして発売する。最新の装備を多数搭載するとともに、ポジションを見直して足つき性を向上させている。
「R 1200 RT」は高い走行性能を発揮すると同時に、快適な長距離ツーリングが楽しめるモデルとして定評がある。今回のフルモデルチェンジでは、快適性にさらに磨きをかけた。エンジンは最高出力125PSを発揮する1,169ccの空水冷式の新型ボクサーエンジン。後輪のスリップを防ぎ、加速時の安定性を最大限に保つトラクションコントロールシステム「ASC」を標準装備する。「Rain」「Road」「Dynamic」の3つの走行モードを選択し、エンジンの特性を変化させることもできる。
フレームは快適なツーリングに適した2セクションフレームを採用。サスペンションには、ダンパー設定を路面状況に合わせて自動的に調整するセミ・アクティブ・サスペンション「ダイナミックESA(電子調整式サスペンション)」を標準装備する。
ツーリングモデルならではの快適装備として、坂道での発進をサポートする「ヒル・スタートコントロール」を採用。クラッチやスロットル操作なしでシフト・アップ / ダウンが可能な「シフト・アシスタント Pro」を、量産型モーターサイクルとして世界で初めて採用した。人間工学的に最適化されたフットレスト、シート、ハンドル・バーの3点のポジションは、先代モデルに比べ20mm低くなり、足つき性も向上している。価格は225万9,000円。