目黒雅叙園は3月18日~5月18日、同園内に現存する東京都指定有形文化財「百段階段」にて、「いけばな×百段階段2014」を開催する。
「百段階段」にて開催される、いけばなと文化財のコラボ
同展は、古典様式から現代様式まで、幅広いスタイルの"いけばな"を観賞できる"いけばなの祭典"。今回で、第2回の開催となる。
日本最大のいけばな団体「公益財団法人日本いけばな芸術協会」より、昨年度の出展を超える、51流派が集結、週替わりで文化財「百段階段」に作品を発表する。いけばなと昭和初期を代表する日本画家たちが美を競い合ったアート空間「百段階段」との時代を越えた美の共演が再び実現するという。桜が芽吹く頃から新緑の季節までの2か月におよび、日々表情が変化する移ろいの美を楽しめる。会期中何度でも観賞できるフリーパスも販売する。
毎週月曜日には、流派の家元による公開制作を実施
毎週月曜日には、エントランスロビーにて、流派の家元らが手がける大作の公開制作を開催。いける過程を間近で観賞できる貴重な機会となる。なお、毎週月曜日は展覧会は休館となる。
また、都内有数の桜の名所である目黒川では、約4kmにおよぶソメイヨシノの桜並木に約800本の桜が花開く。桜の開花に先駆け、園内パブリックスペース「招きの大門」では、アートフラワーの桜の設えで来園者を出迎える。また、日本料理「渡風亭」では、春の彩りを目と舌で堪能できる会席膳も楽しめる。
開催日時は、3月18日~5月18日 10時~18時(最終入館17時30分)。月曜日休館。会場は、目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」(東京都目黒区下目黒1-8-1)。入場料は、1,200円(前売1,000円)/学生600円。通期入場フリーパス3,000円。小学生以下無料。その他、詳細は同園Webページで確認できる。