エプソンは28日、メガネ型のウェアラブル端末「MOVERIO」シリーズとして、「BT-200AV」と「BT-200」の2モデルを発表した。4月24日より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は「BT-200AV」が80,000円台後半、「BT-200」が60,000円台後半。
「BT-200」はメガネのように装着し、目の前に広がる大画面で映像などを楽しめるウェラブル端末。シースルーで映像を見ながら周囲の状況を確認でき、場所を選ばず使用が可能。仮想画面は約320型相当になるとしている。Miracast接続機能を搭載するので、スマートフォンやタブレットなどと同期し、保存してある動画や写真などを視聴できる。
OSにはAndroid 4.0を搭載し、Wi-Fi接続やWebブラウジングも可能。「MOVERIO」専用アプリのダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」では、対応アプリをダウンロードして機能を拡張したり、自ら開発したアプリを公開したりすることもできる。用意されているアプリは、地図アプリ「NETMAP STORE」、電子書籍アプリ「Kobo」など。カメラ、ブラウザ、メール、音楽プレイヤーなどの基本アプリはインストール済み。
主な仕様は、液晶パネルサイズが0.42型ワイド、画素数が960×540ドット(QHD)、画角が23度、仮想画面サイズが320型(仮想視聴距離20m時)、3D方式がサイドバイサイド方式。内部メモリーはメインメモリが1GB、ユーザーメモリが8GB。外部メモリとして32GBまでのSDHCメモリーカードを利用できる。
対応動画形式はMP4(MPEG-4+AAC/Dolby Digital Plus) / MPEG-2(H.264+AAC/Dolby Digital Plus)。対応音声形式はWAV、MP3、AAC、Dolby Digital Plus。対応静止画形式はJPEG、PNG、BMP、GIF。
インタフェースは、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 3.0、microUSB、30万画素カメラなど。センサーはGPS/地磁気センサー/加速度センサー/ジャイロ。電源にリチウムポリマーバッテリを搭載し、バッテリ駆動時間は約6時間(動画再生時)。本体サイズはヘッドセットがW185×D170×H32mm、重量は88g。コントローラがW55×D120×H19mm、重量は124g。
「BT-200AV」は、HDMI出力を搭載したAV機器と「BT-200」をワイヤレス接続するためのHDMI接続用アダプタ「ワイヤレスミラーリングアダプタ」とのセットモデル。ブルーレイレコーダーなどと接続することで、映像ソフトなどを「BT-200」に伝送して視聴できる。なお「ワイヤレスミラーリングアダプタ」は単品発売の予定はないとのこと。
「ワイヤレスミラーリングアダプタ」のHDMI対応解像度は、1,920×1,080ドット / 1,280×720ドット / 720×576ドット / 720×480ドット / 640×480ドット。インタレース方式には対応していない。IEEE802.11b/g/nに対応し、想定到達距離は10m。本体サイズはW115×D115×H30mm、重量は130g。