俳優の市原隼人が、2月22日にフジテレビ系で放送される百田尚樹原作ドラマ『「黄金のバンタム」を破った男~ファイティング原田物語~』(21:00~23:10)で、日本人で初めて二階級制覇を成し遂げたプロボクサー・ファイティング原田を演じることが27日、明らかになった。
2020年東京決定記念 大型シリーズ企画「1964-2020時代の目撃者」第2弾として放送される同ドラマの原作は、『永遠の0』で知られる人気作家・百田尚樹のノンフィクション『"黄金のバンタム"を破った男』(PHP文芸文庫)で、百田作品が地上波で映像化されるのは今回が初。百田氏自身が"永遠のヒーロー"と語るファイティング原田のドキュメントをもとに、原田氏の知られざる生い立ちを取材、ドラマ化を実現した。
主演の市原は、同じくボクシングを題材にした百田氏原作映画『ボックス!』でも主演を務めており、百田氏とのコンビは2回目。今回、ファイティング原田氏の直接指導を受けて猛練習に励み、撮影に臨んだ市原は「"栄光とは何なのか?"との葛藤の中、ファイティング原田さんの人生に触れることで今を生きる多くの方々の魂に火をともす作品になっていると思います」と作品について語った。また、「アマチュアではあったヘッドギアもなくグローブも薄くなった状態で、現場では実際に当たっていたので、メイクなのか実際の傷なのか分からないことが多かったです」と、ハードな撮影を振り返った。
同ドラマでは、ロンドン五輪・金メダリストの村田諒太がドラマ初挑戦。市原演じる原田と同じジムに所属する練習生として出演する。初の俳優業について村田は「THE・場違いでしょう! ドラマ出演は今回が最初で最後になるかと(笑)」と言いつつも、「内山理名さんの演技を一瞬拝見しただけで、その迫力に圧倒されてしまい、(ドラマの現場は)素人が軽い気持ちで来る場所ではないなと痛感したんです。もしまた機会があるのであれば(演技の)練習をしっかりしてから臨みたい」と全力姿勢を見せた。また、主演の市原について「身近にいる男前とは違って芸能人の男前はこんなにレベルが高いんだ!って思いました」と印象を語った。
なお、ドラマ放送日の2月22日は、マカオで村田のプロ3戦目の試合が開催される日。フジテレビでは「黄金のボクシングDAY」と銘打ち、『ダイヤモンドグローブSP 村田諒太(三迫)×カルロス・ナシメント(ブラジル)~金メダリスト村田諒太プロ第3戦inマカオ~』も19:57~20:54に生中継(延長対応あり)する。