本田技研工業は28日、これまでに発表したコンセプトカーの外観デザインの3Dデータを、クリエイティブ・コモンズ 4.0という新しい著作権基準に基づき、特設Webサイト「Honda 3D Design Archives」で公開したと発表した。同データをダウンロードすれば、家庭用3Dプリンターを用いて歴代のコンセプトモデルをレプリケーションできるとのこと。
同社は現在、「ものづくり」への取り組み姿勢や思想を社内外で展開する、新しいグローバル・ブランディング・プロジェクトを推進している。今回の3Dデータ公開は、2013年東京モーターショーのプレスコンファレンスにて公開されたブランドCM「Super ultra daydreams」に続く、同プロジェクトの第二弾とのこと。
同社は、家庭用3Dプリンターの低価格化や技術革新などにより、社会における「ものづくり」の在り方は根本的に変化しつつあるとし、こうした背景のなかで、従来の「メーカー」と「ユーザー」という枠組みを超えた新しいコミュニケーションの在り方を目指し、このプロジェクトを企画したという。