富士フイルムは1月28日、レンズ交換式カメラ「Xシリーズ」の交換レンズとして、プロ仕様の大口径単焦点レンズ「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R」を発表した。2月22日より発売する。推定市場価格は110,000円前後。
35mmフィルム換算で焦点距離85mmの大口径レンズ。ポートレート撮影に適しており、F値が1.2と明るいため美しいボケ味を得られる。また、レンズ全面に独自の多層コーティング処理「HT-EBC(High Transmittance Electron Beam Coating)」を施すことで、ゴーストを抑えクリアな描写が可能。「Xシリーズ」に搭載されているローパスフィルターレスセンサー「X-Trans CMOS」に最適化されており、逆光時においてもフレアなどの発生を抑制する。フォーカスシステムは、インナーフォーカス方式と高精度モーターの搭載で高速化。静音性も高い。
主な仕様は、焦点距離が56mm(35mmフィルム換算時:85mm相当)、最大絞りがF1.2、最小絞りがF16。レンズ構成は8群11枚(非球面レンズ1枚、異常分散レンズ2枚)、絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、ステップ段差は1/3ステップ(開放絞りのみ1/2ステップ)で全23段。画角は28.5度、撮影距離範囲は標準で0.7m~、マクロで0.7~3m。最大撮影倍率は0.09倍となっている。
フィルターサイズは62mm。本体サイズは最大径が約73.2mm、長さが69.7mm、重量は約405g。