日本経済新聞出版社はこのほど、書籍『新しい金融秩序 〈新装版〉―来たるべき巨大リスクに備える―』を発売した。著者は2013年ノーベル経済学賞受賞者のロバート・J・シラー氏。翻訳者は田村勝省氏。価格は3,780円。
2013年のノーベル経済学賞を受賞した経済学者シラー氏の名著を復刊。グローバル化した経済社会に横たわる、政府でさえも対処しきれないほどの「巨大リスク」を回避するため、市場の力を最大限に活用した新しい金融秩序の構築を提唱する。
主な内容は、「第1部 進化を続ける世界の経済リスク」、「第2部 科学技術はどのようにして金融上の新しい機会を生み出すのか」、「第3部 新しい金融秩序のための6つのアイディア」、「第4部 新しい金融秩序の展開」、「第5部 連続的な歴史的プロセスとしての新しい金融秩序」など。
著者のロバート・J・シラー氏は1946年生まれ。マサチューセッツ工科大学で経済学Ph.D.取得。エコノミスト。イェール大学経済学部教授。著書に『投機バブル 根拠なき熱狂』(ダイヤモンド社)などがある。