北海道札幌市は2月5日~11日にかけて、「第65回さっぽろ雪まつり」を開催する。会場は札幌市の大通公園、つどーむ会場、すすきの会場。
毎年200万人以上が訪れる冬の一大イベント
同イベントは恒例となった雪と氷の祭典で、北海道で最も大規模なイベントのひとつ。国内外から毎年200万人以上の観光客が訪れ、昨年は236万7,000人が来場した。札幌の都心を東西に横切る大通公園では約1.5キロにわたり、雪と氷だけで作られた迫力ある雪の芸術作品が並ぶ。22時まではライトアップが行われる。
つどーむ会場(札幌市スポーツ交流施設 コミュニティドーム)は、子供から大人までが雪とふれあうことを目的に、すべり台やスノーラフトなどを設けている。すすきの会場では、「氷を楽しむ」をテーマに、大・中の氷彫刻や氷彫刻コンクール作品などの氷像を展示する。すすきの会場のライトアップは23時までとなっている(最終日は22時まで)。
香港チームが"麒麟"の雪像を制作
同イベントでは、世界各地の国・地域・都市によるチームが参加して雪像制作を競う「国際雪像コンクール」が行われる。今回、同コンクールに香港チームが挑戦することが発表された。香港チームが参加するのは今回で38回目となり、これまでに2012年の優勝を含む、13回の優勝を果たしている。
香港チームが制作するのは「跳ねる麒麟(キリン)」。麒麟は幸福と平安の象徴として親しまれており、今回も世界中の人々との友好・平和・経済的な反映を願って制作される。現在、同コンクールには香港のほか、フィンランド、インドネシア、姉妹都市の米ポートランドなど、9チームが参加を予定している。
「国際雪像コンクール」は2月4日に開会式を行い、7日まで制作を行う。審査会と表彰式は2月8日に開催する。