国土交通省は27日、2013年12月の建設労働需給調査(原数値)の結果を発表した。それによると、8職種全体の過不足率は前月比0.4ポイント増の2.5%と不足幅が拡大した。
同調査は、2013年12月10日~20日までの間の1日(日曜、休日を除く)を調査対象日としている。
職種別に見ると、最も不足傾向が大きかったのはとび工で前月比1.9ポイント増の4.1%。次いで、型わく工(建築)が前月比0.5ポイント増の4.0%、鉄筋工(建築)が同0.1ポイント減の3.8%となった。一方、前月最も不足傾向が強かった鉄筋工(土木)は同4.1ポイント減の1.7%に改善した。
地域別に見た場合、最も不足傾向が大きかったのは中国地域で前月比1.4ポイント増の4.1%、前年比では3.0ポイント増加した。以下、北海道が前月比1.8ポイント減の3.9%、中部地域が同1.0ポイント減の3.5%となった。なお、東北地域の過不足率は前月比0.4ポイント減の1.5%に改善した。
今後(翌々月)の労働者の確保に関する見通しについては、「困難」と「やや困難」の合計は前年同月比22.8ポイント増の48.3%。それに対して、「やや容易」と「容易」の合計は同5.3ポイント減の4.4%、「普通」は同17.7ポイント減の46.9%となった。