Samsungがメガネ型のウェアラブルデバイスを開発中との噂が話題になっている。それによれば、同社は今年9月にドイツのベルリンで開催されるIFAにおいて発表を予定しているとのことで、春過ぎにも一般販売が開始されるといわれているGoogle Glassに対抗する形となる。またGalaxy S5とGear 2も春過ぎの販売が開始されるという話も出ており、今年も引き続きスマートデバイス系で話題が持ちきりとなりそうだ。
同件はAndroid Authorityなどが報じている。もともとはKorea TimesがSamsung関係者の話として報じたもので、同市場での取り組みに関するSamsung側のアピールのようだ。仮称として「Galaxy Glass」の名称を与えられており、前述の通り9月のIFAでの発表を計画しているという。実際の発表時期や発売時期は後にずれ込む可能性はあるものの、Samsung自身が同種のデバイスの研究開発を進めていることは以前より知られており、関連特許が同国のKorea Intellectual Property Officeにすでに登録されている。基本的にはGoogle Glassと同じでスマートフォン連動で利用する透過型のHUD (Head-Up Display)デバイスを想定しており、ちょうどGalaxy Gearのメガネ版といえばわかりやすい。だが、全体に酷評が目立った初代Gearの世間の反応を受け、Galaxy Glassもまたコンセプトを含めて全体に大きく手を入れてくる可能性があり、もしIFAのタイミングで実際に発表されるならば、このあたりの進展が大きな注目ポイントとなるだろう。
このほか、当該のGear次期版についても噂が出ている。GigaOMがZDNet Koreaの報道を引用して紹介するところによれば、次期版のGear 2はデザインや部品を一新し、ディスプレイにはフレキシブルOLEDを採用したものになる可能性があるという。また発売時期についても4~5月ごろを想定しており、前回Gearが発表された2013年9月のIFAのタイミングからほとんど時期を経ていないことも気になる点だ。今年2月末のMWC、または3月のタイミングで次期Galaxy S5が発表されると噂されており、おそらくは同じタイミングでGear 2についても何らかのアナウンスが行われるとみられる。いずれにせよ、前回のコンセプトのままではユーザーの支持を大きく得られないため、どのように軌道修正してくるのかに注目したい。
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